1972年12月2日(金)一文でクラス協議会発足。一文行動委員会結成

提供: 19721108
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【概要】

一文では、引き続き臨執が教務主任と学部長に非公式の会見を要請する一方で、各クラス2名の代表からなるクラス協議会を発足し、自治会の体制作りに着手した。また、激しさを増した革マルの反撃姿勢に抗すべく一文行動委員会を結成、個人テロ等への備えを固めた。

【この日のできごと】

◎一文、各クラス2名の代表によるクラス協議会が発足する。
■革マルは反撃姿勢を強めて、学生大会中傷ビラを配布し、個人テロで敵対する。
◎この個人テロに備えて、一文行動委員会(準備会)を結成する。(各学部で行動委の結成が進む)

【「クラス協議会創設へ」一文臨執声明No.2より】

12月1日付第一文学部臨時執行部声明No.2では「『クラス協議会』を創設し、自治会再建の巨歩を推し進めよう!」と題して各クラス、各専修より2名の協議会委員の選出を呼びかけている。
「この協議会は今後我々の新自治会建設への闘いの展望とそのヴィジョンの一切を論議し、全学友の意志を結実するものとして欠くことのできぬ役割を担っていくものである」とし、「『我々の自治会』がいかなるものであり、そしていかの造られるのか、その具体性の方へ議論を進めよう!」としている。また、この日の声明で、「革マルのデマとテロル攻撃の恒常的反撃体制(一文行動隊)を創設しよう!」とも呼びかけている。

【一文行動委員会結成に向けて】

学生大会で臨執を選出したものの、集会妨害、中傷ビラ、個人的恫喝など、日ごとに革マルの反撃が暴力化し、一文では、臨執が構内に入ることが困難な日が続くようになった。そこで、臨執の防衛を含め新自治会の立ち上げを本格化するための行動委員会結成への動きが3、4年生を中心に高まった。
一文日本史3年行動委員会準備会のビラには、行動委の定義が次のように記されている。
「行動委員会とは、個々人の主体的な決意を基*とし“自立・創意・連合”の原則によって各人の、各クラスの闘いとエネルギーを能動的に機動的に結合してゆく連動体である。全てのクラス・サークルで行動委員会を創出し臨執を守り、臨執の闘いを実体的に保*し、共に闘いを進めてゆかねばならない。
何度でも云う。我々の闘いは生み落されたばかりであり我々の前途には想像を絶する困難が待ちかまえているのだ、革マルは我々が考えている以上に狡猾であり我々の未熟な闘いに比してはるかに政治技術において、組織力においてすぐれているのだ。革マルの組織をあげた(途中判読不能)反撃、学校当局との闘いをも組織しての自治***への闘いの中で新自治会*の防衛を全学友のクラスの団結中に一般化してしまう**は、闘いの困難さと緊急さに対して余りにも無知であり、無責任であり、無力であると云わねばならない。」(*は不明文字)

【リンク】

態度表明 早大社会問題研究会
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