1972年12月12日(火)クラス協議会で「9原則」を確認

提供: 19721108
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【概要】

冬休みを前に一文ではクラス協議会で「9原則」を確認。こうした臨執の方針に対して一文行動委は引き続き自治委員選挙のみでは自治会再建は語れないとして疑問を投げかけた。

【この日のできごと】

◎一文クラス協議会が行われ「9原則」が提起される。

【第一文クラス協議会「9原則」】

1. セクトの存在は認めるが、セクト主義的ひき回しは一切認めない
2. 革マル派のセクト主義に対して、我々は大衆的な運動・団結をもって彼らの論理と組織を糾弾していくのであり又、そうでしかあり得ない
3. 我々はセクトに所属している人間というだけで、その人の主張を無視してはならない。我々は具体的な事実、主張の下に初めて批判を行なっていくべきである
4. 意見の違いは大衆的な討論の場で克服していく努力をする
5. 我々の運動の質・形態・思想は常に運動の中から生み出され大衆的に確認していかねばならない
6. 我々は個人の、クラスの、サークルの自主的・自立的な闘いを促し、又その場を保障していく
7. 我々は、我々の自主的活動に対しての一切の介入弾圧を許さない
8. 運動の方向性は常に様々な意識、様々な現実をもつ学生を考慮し、決して一人一人の人間性を無視してはならない
9. 我々の手で我々の創造的な自治会運動を創り上げる

【一文行動委のビラ「我々の運動にとって自治員選とは何か」】

「我々は11.28の学生大会において、ようやく革マル執行部のリコールと臨執の選出を克ち取った。即ち、我々の運動は確かに革マル執行部をリコールし得たが、それに代わり得る運動の内実と方向性をいまだ克ち取っていないということを確認しなければならない。臨執や協議会の不十分性は、我々の運動総体の弱さの表現なのである。
革マルに対して我々が克ち取ったこの最低限の態勢を、いかにして強化し、実質的な運動を構築していくのか。このことが今まさに問われているのであって、規約レベルの形式的・制度的保証が問題なのでは断じてない。我々の運動の当面の主力を自治員選に注ぐことはむしろ、我々の闘争の発展、我々内部の矛盾の展開を押し止める以外の何ものでもない。
学生諸君! 我々のこれまでの運動は何によって保証されてきたのか。それは、我々一人一人が、何ら外的なものに依拠せず、誰にも委ねることなく、自らの責任において、自らの言葉と行動によって運動を貫徹してきたからではなかったのか? 我々の意志を、我々以外の何ものかに反映させるのではなく、我々自身が問題の解決にあたらねばならないのだ。我々は、我々の自治会を当局に認めてもらうのではない。規約レベル――当局との“交渉”レベルの『正式』な自治会など我々の運動とは無縁だ。(団交は、我々にとって闘争なのだ!)
自治員選の問題でしか我々の自治会再建運動を語れない我々の無能さ、怠惰――それこそ川口君虐殺を生みだしたのではなかったのか!(自治会費――カネに頼ってしか運動できないのか)
当局に対する満腔の怒りを対当局団交に結集し、実質的な討論・運動を断固押し進めよ!
学友諸君! 我々はできないことをやらなければならないのだ! 一文行動委員会」

【リンク】

現状分析、総括をふまえての行動方針
我々の運動にとって自治委選とは何か 一文行動委員会
一文自治会運動のさらなる発展のために 日文四年行動委員会
早稲田の闘いに支援を! 早稲田大学第一文学部学生自治会臨時執行部
事実経過 11/8から12/7まで