1972年11月22日(水)政経学部で400人が学生集会

提供: 19721108
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【概要】

一文で革マルによる「自治会室奪還闘争」始まる。約70人が集会とデモを繰り返し3回にわたって突入を試みたが、一般学生の包囲によって阻止された。この時の揉み合いで2Jの学生が頭を強打し入院した。午後には本部の政経学部で400人を集めて学生集会が開かれ、28日に学生大会を開くことを決定した。

【この日のできごと】

◎政経学部で学生集会400人。革マル自治会執行部の否定、民青学友会執行部の解散など、文学部以外では初めての態度表明がなされる。
■革マルは全中自名で本部キャンパスに「大学の自治会弾圧を許すな」等の立看を出し、ヘルメット姿の70名が文学部に現われ「自治会室奪還闘争」と称して自治会室突入を図るも一般学生が阻止する。
■革マルは午後3時と7時30分にも文中庭で集会を行ない、9時を過ぎても集会を続行した。
◎毎日新聞が朝刊に「田中早大一文委員長との一問一答」を掲載。田中は「犯人は自首させぬ」と語る。

【政経学部の自治会体制】

政経学部の自治会は革マル系執行部と民青系執行部の二重体制であった。この日、3号館402教室で開かれた集会では約400人が自治会再建を話し合い「政経学部の革マル自治会執行部を認めない」「民青系の学友会臨時執行部も解散しろ」など7項目を決議し、28日の学生大会開催を決定した。文学部以外で初めての態度表明となった。

【証言】

「11.8以前もクラス討論を何回もやっているクラスにいて、語学の授業を狙って革マル2人がオルグに来ていたりもした。川口君事件のことで緊張したことは間違いないけれど、クラスで積極的に動くようなことはなかった。当初は「『自治会再建』もしくは『革マル自治会解体、新自治会設立』といった流れであったように思う。他のクラスの人間と政治的な問題を討論するというのは、11.8以降初めて出来たことだった。少なくとも政経では」(政経2年)

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