1972年11月21日(火)一文学部長等9名が辞任。村井総長が弔慰金のカンパを募る

提供: 19721108
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【概要】

前日に引き続き立て看、ビラ、アジ演等で革マルの動き活発。一文各クラスではクラス討論が続く。一・二文連合教授会で浅井邦二文学部長、外木典夫第二文学部長他教務主任など計9名の辞任が了承された。村井総長が発起人となって、一口1000円で弔慰金のカンパを教職員2000人から募ることも決まった。サ連が文連ブロック会議をボイコットし、革マルの文連支配に抗議する集会を開催。

【この日のできごと】

◎クラス討論が活発化し、構内には革マル糾弾の立て看が並ぶ。
■革マル派早大支部による「反自治会活動には必要であれば実力で対決する」とのビラが配布される。
◎サ連は文連ブロック大会をボイコット。福原文連常任委委員長代行は「運動を妨害せず総会でリコールされれば辞任する」という確認書にサインしようとしたところを革マル十数人に連れ去られる。
◎事件後3回目の一・二文連合教授会が行われ、一・二文学部長、正副教務主任の辞任が了承される。
◎村井総長が発起人となって教職員から一口1000円の弔慰金カンパを募ることに。

【この日配られた革マルのビラ】

数日来、他学部、他大学の学生を動員した革マルの情宣活動が活発化してきた。この日配られたのは、早大第一文学部自治会常任委員会の名前による「現下の一文自治会の危機を突破するために」と題されたもの。資料として残っているクラ討連のビラに、その中から「リコール運動に対するわれわれの基本的立場」という部分が抜き書きされていたので転載する。
「…そしてクラ連の一部の諸君は、一文自治会の規約と慣習を無視して、つまり自治会民主主義のルールを破壊してまで『リコール』を強行しようとしている。このような『リコール』の政治主義的自己目的化、あるいは、反自治会民主主義的行為は一種の暴力であり、到底許容しうるものではない。とりわけ、民青系諸君の狙う暴力的執行部デッチ上げに対しては、我々はキ然として対決することを明らかにするものである。尚、現在の自治会規約にはリコール条項はないが、これを修正するためには委員総会の決定が必要である。学生大会が最高決定機関であるとしても、それ自体規約によっているものであり、学生大会が規約を改訂することを認めることは不可能である。」(原文ママ)

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