1972年11月15日(水)大隈銅像前で3回目の糾弾集会。再び機動隊導入

提供: 19721108
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【概要】

一文では300人が181教室に集まり「われわれ自身の自治会の創造」をテーマに、教官3人も参加して対話集会となった。学館前でビラを配っていた革マル数人を一般学生が見つけ、大隈銅像前で3回目の糾弾集会となった。参加者2000人。散会後、4号館に残っていた学生を排除するため、当局が機動隊導入を要請。この時催涙弾が使用された。革マルが『全学連通信』で川口君を中核派と決めつける居直りを表明。

【この日のできごと】

■革マルは「全学連通信11.15号」で川口君を中核派と決めつけ、居直りを表明した。
 正午 文学部では300人が181教室に集まり「われわれ自身の自治会の創造」などをテーマに討論を行う。
14:00 第一学館前でビラ配り中の革マル数人を一般学生が見つけ、小雨の降る中、大隈像前で3度目の糾弾集会を行う。
21:00 2000名の学生は革マルに「16日正午からの集会に出席する」と約束させて解散する。
21:39 4号館1階で集会して帰らない学生150名排除のため機動隊が出動。

【一文クラス討論連絡会議】

12時半から文学部キャンパス181教室で開かれた一文クラス討論連絡会議では、「クラス討論の徹底重視の上に立つ組織化」「全学的視点に立つ運動化」の2つを軸に、「自治会規約の全体的再検討」「一文常任委の原則的不信任」(1E)「全ての政治集団の干渉・暴力を拒否」(1D)「新自治会の組織の必要性」(2C)「「当局の反動性への糾弾」「学内における政治表現の自由」(1S)等、クラスごとの討論の結果が発表された。また、「クラス討論の拡大化を基盤とした自治会活動をめざす第一歩として、現自治会執行部をリコールするための学生大会開催に向けての署名運動の開始が確認された。(『一文有志の記録』より)

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