◇活動
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- ★早慶戦観戦記
- 「早慶戦の洗礼を受けてはじめてワセダマンになれる」ともいわれるこの伝統の早慶戦も早稲田の二連勝で幕となった。八シーズンぶりの優勝を意識し過ぎたのであろうか、“若き血”も完全燃焼しないまま燃え尽きてしまった。結局、優勝は慶大の手をすり抜けて、リーグ史上三回目の連覇という“おまけ”をつけて法大の手中におちた。宿敵以上の仲である慶大に優勝させてやりたかった気もするが、勝負の厳しさを教えてやるのも友情である。早慶戦には「弱者有利」のジンクスがある。今度はズバリこれが的中した。今シーズンの慶大には「一回戦を落したあと連勝する」というジンクスもできたが、やはり伝統(?)にはかなわなかったのだろうか。が、勝敗はともかくとして、応援のはなやかさはさすがである。赤い傘の早大にトンガリ帽子の慶大。「神宮」を埋め尽した大観衆の頭上をテープや紙吹雪が舞う。激しい応援合戦にバトンガールのミニスカートが彩りをそえる。たそがれせまるなか、友と肩を組んで校歌を歌うそこには「ワセダ」があり、「伝統」が生きている。感無量である。
- (1971年6月5日付早稲田学生新聞第5号掲載)
- ★早稲田原理研究会主催の地区修練会に参加して
- 第1日目(6月18日)
- 世界を統一し、全人類を統一するという考え方にはまったく同感です。対立をなくすには全人類を統一しなければならないと思います。しかし、統一するには相当の日数、年月がかかるわけです。現実の世界を見ると公害問題、部落問題、沖縄問題等、一番尊重されるはずの「人間」が差別を受け、あるいは生れながらの不具な体でただ生物学的に生きている、といった問題がある訳です。世界統一をするまでには、何人の犠牲者がでるかわからないわけです。神サマについて論じている間にも犠牲者は続出しているわけです。
- 我々は実際に公害病に犯されたり差別を受けたりしていないから、客観的にノンビリ(?)と見ていられるわけですが、犠牲者がどんな気持でいるか考えたら、すぐにでも行動に移さねばならないと思います。これ以上、犠牲者をふやしてはいけないのです。「アーメン」と言っている間にも犠牲者がふえているのです。
- 我々自身が公害病で一生寝たきりの状態であったとしたら、神サマをどのように思うでしょうか。
- 統一原理は結構なのですが(但し、私、無心論者です。)“現実”というものをもっと考える必要があるのではないでしょうか。
- 第2日目(6月19日)
- 今日の講義では「メシア論」が一番感激(?)した。ただ気になったのは、イエスでさえも結局最後は一人であり、最愛の弟子からも裏切られたということです。やはり人間は“一人”であると思う。信じられるのは自分だけ、という考えを強めました。
- 自己紹介の時、宮本さんのお話、感動しました。無知な自分を自己批判します。ゼロからやりなおします。私は学問のきっかけが欲しかったのですが、ようやく得られたようです。(残念ながら、私は何かのきっかけがなければ全くやる気がでないものですから)神を信じるかどうかは全くわかりませんが、思いきってやってみます。(但し、共産主義に徹するかもしれませんが……)
- 第3日目(6月20日)
- 消耗しました。何が何だかわからなくなりました。もう一度考え直します。(これ以上書く気になれません。ゴメンナサイ。)
- ★地方文化研究部発起
- 「地文研」結成について(発起人)
- 我々は、現在ある中央偏重の文化形態に批判の目をむけ、地方文化のもつ独自性、素朴さ、純粋さを見返し、さらに、地方文化の中に、真の人間性を見出していきたいと思う。
- 「活動内容」
- 産業革命以降、人類の歴史は「自然」破壊の歴史であった。自然に対する挑発は、そのまま「人間」の死滅を意味した。我々は今こそ、「自然」破壊の歴史に終止符を打たねばならない。我々は、常に真の人間とは何かを問い、追及し続けなければならないのである。
- RETURN TO NATURE!
- 何故、日本文化は中央偏重になってしまったのであろうか? それは、中央集権的国家権力が確立しているからである。
- ☆機関紙 ☆旅行(徒歩、車) ☆講演会
- 日本一周→シルクロード踏破
- 地文研結成準備
- 第一段階 自動車運転免許取得
- 経済的裏付け
- ★コンパのお知らせ
- 下記の如く、1J新年合宿大コンパを開催いたしますので連絡いたします。
- 1.日時 47年1月11日(火)
- 47年1月13日(木) 雨天決行
- 2.場所 早稲田大学本庄校舎大宴会場
- 3.会費 お1人様2000円(宿泊料・食費)
- 交通費は含まず(往復・馬場より600円位)
- 4.集合場所 高田馬場早稲田口改札口・12時集合(時間厳守)
- 5.参加資格 品行方正、学術優秀であり、かつ容姿タンレイであること。
- 6.備考
- 当日、本庄校舎におきまして
- ・二葉幸三氏による二葉春歌ゼミ。
- ・川口大三郎氏による実用中国語会話の講義。
- ・日本ミュージカル界のホープ松下伸二氏による単独ミュージカル「バカ一代」を予定しています。
- その他、各人による演芸等も多数用意しています。なお、整理上12月31日までに必着しますよう投函ください。
- 追伸
- 部屋の割当てにつきましては、幹事の方で決めさせていただきます。その際、よい部屋をとるため、幹事に対する贈賄を公然と認めますから、よろしくお願いします。