1973年4月6日(金)革マルによる「統一行動」「統一学大」の策動。

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【概要】

4月10日に予定されていた各学部の学生大会に照準を合わせるように、自治会常任委名(革マル)による「統一行動」「統一学大」の呼びかけが際立ってきた。「統一」という美名に隠れた新入生の取り込みと新執行部への恫喝が露骨に行われた。一文では、個人名で教室借用願まで提出したが、当局は旧執行部の活動不承認の立場を取って、これを認めなかった。

【この日のできごと】

■革マル、一・二文旧自治会副委員長名で4月10日の教室借用願を提出。(4/9当局は拒否)


【統一行動の中身】

「一文自治会常任委」をかたった革マルは「反戦・反基地の闘い」「春闘・国鉄スト支援」「政府自民党の『筑波法案』反対「早大当局の学生管理強化反対」等のスローガンを掲げ、これらを克ち取るために「早大全学の統一した力の結集を」と呼びかけたのである。これには「不当な敵対行為を続けている『自治会執行委員会』を自称する諸君に対しても、自治会問題を踏み絵としない統一行動を呼びかけるものである」と続き「安易に統一行動を分断することは許されない。」という文言が付記されている。

【当局が教室の使用を認めず】

革マルは「統一」の名目で4.10と4.20の「統一学生大会」と4.11の「統一行動」を呼びかけ、その準備のための「学生大会実行委員会」を結成するとした。そしてその前準備として、当局に教室の使用許可を求めていたことが4月9日付の当局告示で明らかになった。
「(前略)過日、個人の代表者名で一・二文それぞれ4月10日の教室借用願の届け出があったが、その後調査したところ、この代表者はいずれも旧自治会副委員長であり、教室の使用目的は「統一学生大会」ということのようである。
われわれは、現在、一文新執行部については教員会を代表する折衝委員会が、二文臨時執行部については二文教務当局が折衝にあたっているが、いわゆる「常任委員会」等を主体とする旧執行部に対しては、昨年11月8日の不幸な事件の責任を追及して、活動不承認の措置をとっている。
従って、われわれは4月10日開催予定の旧執行部主催の「統一学生大会」なるものを認めることはできないし、これに教室の使用を許可することもありえない。(後略)」


【リンク】

川口君虐殺を歴史から抹殺することを許さない 一文自治会執行委員会