1973年4月14日(土)結集を妨害され、教育学部学生大会が学生集会に。

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【概要】

この日予定されていた教育学部学生大会に対し、ヘルメット着用の革マル派30名が大会入口で集会を開き、会場入口を閉めるなどして妨害。会場内には406名しか入れず、学生集会となった。

【この日のできごと】

◎教育学部学生大会、革マルの妨害で流会に。


【教育学部学生大会議案書には】

この日の主な議案は「四月祭への参加呼びかけ」で、加えて「自治会費徴収」についても話し合われる予定だった。
冒頭の執行委員会声明では、大学当局と革マル派の管理支配体制の粉砕を強く呼びかけている。革マルの理論は抑圧・圧殺の理論であるとし「68-69年全国学園闘争を経る中で、多くの先輩達が革マルによる陰惨な個人テロの前に血を流しながら早稲田から去っていった。そうした無数の諸個人の『死』の一つとして川口君の『死』があったのだということを我々は絶対に忘れてはならないし、彼の死は、全国の学園あるいは職場で自立した闘いに苦闘している全ての闘う人民への(編註:革マル派の)明確な敵対としてあったのだ。」としている。「我々は決して忘れることはないだろう。11.13-14の徹夜集会等々の中で、我々は単に革マルを糾弾しているだけではだめなんだ。革マルが早稲田を完全支配してこれたような基盤そのものを徹底的に破壊しないかぎり、第二、第三の川口君がでてきてしまうということを。そうであるが故に、全ての学友が11.8以前の自己の日常を捉えつつ、我々自らの代行主義、官僚主義を排し、自立した自主的自治会運動を創出すべく、新たな自治会を創出することを誓い合ったんだということを。」
議案書に掲げられたスローガンは次の7つ。
1)革マルによる11.8川口君虐殺徹底糾弾!
2)革マルによる1.19無差別テロ徹底糾弾!
3)革マルによる4.4 16号館への鉄パイプ襲撃徹底糾弾!
4)革マルによる4.10代々木駅頭における鉄パイプ襲撃徹底糾弾!
5)革マルによる「常任委」僭称・反自治会策動徹底粉砕!
6)革マルによる「統一行動」策動徹底粉砕!
7)四月祭勝利!自主管理闘争勝利!全学団交勝利!早大管理支配体制粉砕!

【四月祭の概要】

四月祭は、全学四月祭実行委員会(準備委員会とも)の呼びかけで4月13日~19日の間に学部ごとに実施されることが決まっていた。その意義については「新入生との連帯」「クラス活動の基盤固め」「サークル活動・グループ活動の解放」などがあげられた。
★四月祭スケジュール★(パンフレットより)
16日 ・映画「三里塚の冬」
・講演:青年行動隊、9.16被告団
会場:16号館107教室
主催:9.16裁判を支援する会
18日 ・新入生連帯討論集会
会場:10号館109教室
主催:4.2集会実行委員会
19日 ・筑波大学法を斬る
会場:15号館102教室
主催:教育新歓実行委
・レコード鑑賞と紙芝居
主催:いちご白書
20日 ・映画「パルチザン前史」
会場:16号館405教室
主催:教育・社会科学専修
・四日市公害のあやまち
・映画「広島原爆の記録」
会場:15号館405教室
主催:新全国総合開発研究会
・現代とアナーキズム
講演:秋山清
会場:15号館102教室
主催:アナーキズム研究会
・学生運動における早大闘争の位置
会場:16号館
主催:教育学部自治会執行委
・早大管理支配秩序を撃つ
会場:16号館
主催:伝習館問題研究会
:現代教育研究会
20日 ・映画「戦艦ポチョムキン」「母」
会場:15号館402教室
主催:政経学部2-6、2-15、2-29
・早大・慶大連帯討論集会
23日・サークル連絡会議(C連)オリエンテーション
会場:10号館109教室
25日 ・三上寛コンサート


【リンク】

仮称 四月祭(パンフレット) 四月祭実行委